まみずハルカブログ

私の日常もあなたの非日常。とにかく雑多に書いてます。

吉本ばななの本3冊一気読みした感想

こんにちは、まみずハルカです。

最近、吉本ばななの本を3冊借りて一気読みしました。

今回は自分が感じたことを書きたいと思います。

ネタバレはないです。

 

私にとって、吉本ばななのこれらの本は

「支えられる本」でも「救われる本」でも「共感できる本」でもなかったです。

読んだ本は、新潮文庫

「キッチン」「とかげ」「アナザーワールド~王国シリーズその4~」。

それぞれについてまずは、感想を述べます。

 

 

キッチン(☆☆)

吉本ばななの本あるある、「人が死にがち」。人の死に直面すると、立ち直るまでに時間を要すると思います。ふとした日常生活で亡き人を思い出し、その死の実感がわかないまま時間だけがすぎるのかなと。私は、まだ本当に大切と思える人の死に直面したことがないです。だから、今の私にはリンクすることはなかったです。しかし、何かに支えられたりまたはその事実から逃げてしまいたくなるのは考えなくてもわかります。タイトルは「キッチン」で、キッチンの描写は何回も出てきました。しかし、キッチンは主題ではないと感じました。主題は「死」です。大切な人の死を乗り越えていく物語ではなく、寄り添っていく物語かなと思いました。共感する人はこの話で涙するのではないだろうかと感じました。

 

とかげ(☆)

吉本ばななの本あるある、「才能のある人間が出てきがち」。

絶望を感じたもの同士が互いに惹かれ合う物語でした。私を取り巻く世界でも人と少し話せば、その人のレベルが大体把握できる気がします。「この人は、絶望したことない」とか「絶賛病み中だな」とか。いくら笑顔を向けていても、ふと影が見えるのは確かに分かります。「苦労してきたんだろうな、でもそれを乗り越えて強く生きてるな」とか思うと私はそういう人になぜか親近感を覚えます。主人公「私」と「とかげ」もそういう関係なのかと思いました。筆者は読者にそれ(理解)を望んでいるのかもしれないですが、一読者の私は違います。目的は、単純に異世界を知るためです。自分の知らない領域に足を踏み入れる感覚に近かったです。

 

アナザーワールド(☆☆☆)

吉本ばななあるある、「植物出てきがち」。現実社会で忙しく生活しているのがばかばかしく思える作品でした。自分らしく自分の時間を生きるには、世界中でいろんなものを見てそして、「なんか心地よい場所」とか「なんか自分に共鳴するようなもの」を見つけるのがよいのかもしれないと思いました。人間は世界中にたくさんいるけど、やはり水が合わない人がいます。自分を無理させて、これらの人に合わせたりするのは疲れるんだろうなと感じました。必要ないことはしなくてもよいのです。自然体でいれば・本能に従えば、心から共鳴できる他人に会えるのかもしれないと思えました。もちろん、出向かないでははじまらないですが。

そして、旅に出たくなりました。少し前に流行った「自分探しの旅」ってやつです。「自分探すぞ!(おー!)」という感じでなくて、旅に出れば何かと学べるし、それを自分の糧になるのは確かだと思います。だから、いろんな所に行って自分の本能を目覚めさせたい気がしました。笑ったのは、あとがきにばななさんは旅ガチ勢ではないと書いてあった所。文章を読んで、現地の生活に溶け込むタイプの旅が好きなのだろうと勝手におもっていたのだが、違いました。なのに、ここまで詳細にかけるのは不思議です。

 

 

私が、これらの本を手に取ったのは偶然でした。新書以外の本はほとんどよんでいなかった私だが、「豚の死なない日」というタイトルが魅力的な本を読み出してから新書以外の本に興味を持ちました。薄い本でした。その本は、異国異時代の少年の生活が鮮やかに描かれている作品でした。それは、残酷で人間のリアルさが怖いくらいに淡々と書いてありました。平和な日常に身を置く私はその本を読んで、ハッとしました。自分の知らない世界への好奇心はさらに湧き上がってきたのです。

そんな時、女性作家の文章が読みたいとふと思いました。前の本があまりにも荒かったので、心を中和させたいと思ったのだと思います。そして、吉本ばななの本が目に止まりました。単行本サイズで薄い本です。私が好きな形の本でした。すぐさま3冊分手に取り、読みました。良い意味で同じ人が書いた本と感じました。

独特で、「雰囲気映画」を見ている気分になりました。総じて、面白かったです。

 

吉本ばななの本で昔読んだ記憶があるのは「アルゼンチンババア」。

中学の頃の本を読むのが大嫌いな私でしたが、タイトルに惹きつけられて完読しました。内容は忘れましたが、悪い記憶はないです。また、機会があれば読みます。

 

では、また〜